白猫:最初は知らない言葉だらけでいいよ。「また出た!」を増やすだけでも、科目Aはかなり楽になる。
科目Aで最初に見るべきもの
科目Aは知識問題が中心だ。ただ、丸暗記だけでは安定しない。たとえばバックアップ、冗長化、RAID、可用性。どれも「止めない」「失わない」に関係する言葉だが、守っている対象がそれぞれ違う。用語を単語カードのように覚えるより、「何を解決するための考え方か」まで確認すると、選択肢で迷いにくくなる。
入口はテクノロジ系からがいい。基礎理論、コンピュータ構成要素、データベース、ネットワーク、セキュリティは、科目Bや実務の理解にもつながる土台だ。マネジメント系とストラテジ系は、用語の意味を押さえれば短期間でも伸びるので、後半でまとめて固めるのが効率的だと思う。
黒猫:「なんとなく聞いたことある」は危険。試験ではその“なんとなく”を狙って似た選択肢を置いてくる。甘い記憶はカモだ。
1周目は正答率より、穴を見つける
1周目から高得点を狙う必要はない。むしろ、間違えた問題に印を付けて「どの分野が弱いか」を見つけるのが目的だ。当サイトはカテゴリや難易度で絞り込めるので、最初はテクノロジ系を中心に解き、間違えた問題は復習リストやブックマークに残しておく。
解説を読むときは、正解だけでなく不正解の選択肢も確認してほしい。たとえば「DNS」「DHCP」「NAT」「プロキシ」。ネットワーク系で混ざりやすい4語だが、役割はまったく違う。用語集に飛んで要約を読み、問題文に戻る。この往復が、記憶をかなり強くする。
テクノロジ系を中心に解く。分からない語は用語集で確認し、深追いしすぎない。
マネジメント・ストラテジを追加。PMBOK、サービスマネジメント、法務などを整理する。
間違えた問題だけを解き直す。正解できた理由を言えるか確認する。
模試は「時間感覚」を作るために使う
科目Aは60問あるので、1問あたりに使える時間は長くない。迷った問題をいつまでも考えるより、分かる問題を先に取り、残り時間で戻るほうが点は安定する。模試では点数だけでなく、どの分野で時間を使ったかも見てほしい。
正答率が上がってきたら、分析タブで分野ごとの弱点を見る。「全体で7割」よりも「ネットワークだけ低い」「法務だけ落としている」のように見えたほうが、次にやることが明確になる。科目Aは広いぶん、弱点を放置すると毎回同じ場所で失点する。私はこれで法務に3連敗した。あなたには1敗で気づいてほしい。
白猫:全部を一気に覚えなくていいよ。昨日より一つ説明できる言葉が増えたら、それはちゃんと前進だよ。
用語集と問題演習を往復する
科目Aで伸び悩む原因のひとつは、問題を解いたあとに用語を放置することだ。正解できた問題でも、選択肢の残り3つを説明できないなら、似た問題が出たときに揺れる。用語集では分野・要約・関連用語を確認できるので、間違えた選択肢を1つだけでも調べて戻ると、同じ問題から得られる学習量が増える。
ただし、用語集を読み続けるだけの日を作る必要はない。問題を解く、引っかかった語を見る、もう一度問題文を読む。この短い往復を何度も繰り返すほうが、ずっと記憶に残る。
読んだら演習で確認する
ここまで読んだら、まず1分野5問だけ解いてみてほしい。記事の内容は、解いて引っかかった瞬間にようやく意味を持つ。読んで「わかった」で閉じると、本番でけっこう取りこぼす——これは私が何度もやらかした。
よくある質問
科目Aはどの分野から始めるべきですか?
テクノロジ系からがおすすめ。基礎理論・コンピュータ構成・データベース・ネットワーク・セキュリティは科目Bや実務の理解にもつながる土台になる。マネジメント・ストラテジは用語中心なので、後半でまとめて固めると効率的だ。
1周目から高得点を狙うべきですか?
狙わなくていい。1周目は弱点を見つけるのが目的。間違えた問題を復習リストに残し、分析タブで分野ごとの正答率を見ると、次にやることが明確になる。
用語集はどう使えばいいですか?
読み続ける日を作るより、問題を解く→引っかかった語を1つ調べる→問題文に戻る、という短い往復を繰り返すほうが記憶に残る。
参考にした公式情報
- IPA 基本情報技術者試験 試験要綱 Ver.5.5
- IPA 基本情報技術者試験 シラバス Ver.9.2
試験範囲・出題形式は改定される場合があります。受験にあたっては、必ずIPAの公式情報をご確認ください。公式PDFへのリンクは基本情報概要ページと公式資料の記事に掲載しています。