黒猫:第1問で25分使ったら、第3問が泣く。いや、泣くのは君だ。時間は点数の財布だぞ。
おすすめ時間配分
| 大問 | 目安時間 | 狙い |
|---|---|---|
| 第1問 仕訳 | 15〜18分 | 高配点。迷う問題は印を付けて一旦飛ばす。 |
| 第2問 帳簿 | 12〜15分 | 空欄の種類を先に見て、取れる欄から埋める。 |
| 第3問 決算総合 | 25〜30分 | 定番の決算整理から順番に処理し、部分点を拾う。 |
| 見直し | 3〜5分 | 桁、貸借、入力漏れ、マイナス表記を確認する。 |
第1問は1問3点で15問あります。ここで時間を使いすぎると、第3問に十分な時間が残りません。最初の1周では、すぐ分かる問題を先に解き、迷う問題は後回しにします。特に固定資産売却、税金、経過勘定、純資産は少し考える時間が必要なので、詰まったら一旦飛ばす判断も大切です。
第2問は、問題によって難易度差があります。商品有高帳や小口現金出納帳は、手順を知っていれば取りやすい一方、勘定記入や元帳連動は空欄の意味を読み違えると崩れます。まず答案用紙の形を見て、何を問われているかを確認してください。
白猫:全部を完璧にしようとしなくて大丈夫。取れるところを先に取るだけで、点数はかなり安定するよ。
第3問は最後にまとめて時間を残す
第3問は、決算整理事項を読み、試算表や精算表、財務諸表の空欄を埋める総合問題です。見た目が大きいので焦りますが、処理は定番の積み重ねです。売上原価、貸倒引当金、減価償却、経過勘定、消費税、法人税等を順番に処理します。
第3問では、1つのミスが複数の欄に広がることがあります。そこで、答案欄に直接突撃する前に、簡単な決算整理仕訳や計算メモを作ると安全です。売上原価なら「仕入に繰越商品を振り替える」、減価償却なら「取得原価×償却率×月数」、経過勘定なら「当期分か翌期分か」を確認します。
模試の使い方
模試は点数を測るだけのものではありません。1回目は時間配分の確認、2回目は解答順の調整、3回目以降は弱点の潰し込みに使います。点数が低くても、どこで時間を失ったか、どの大問で焦ったかが分かれば十分価値があります。
点数より時間を見る。第1問で使いすぎたか、第3問に残せたかを確認する。
解答順を固定する。迷う問題を飛ばせたかを確認する。
弱点論点だけを復習し、同じミスを減らす。
黒猫:模試で落ち込む暇があるなら、失点の名前を付けろ。「貸倒引当金で沈没」と分かれば、次は浮上できる。
見直しは「全部見る」より「事故が起きやすい場所を見る」
残り時間が少ないときに全問を見直そうとすると、結局どこも浅くなります。優先して見るのは、桁間違い、貸借逆、入力漏れ、符号、合計欄です。特に第3問では、当期純利益と当期純損失の表記、貸倒引当金の差額補充、減価償却の月割、経過勘定の前払・未払を確認します。
第1問では、勘定科目が指定語句と一致しているかも重要です。考え方が合っていても、指定された勘定科目を使っていなければ失点します。模試では点数だけでなく、こうした「もったいないミス」を何個減らせたかも記録しましょう。
試験前日は新しい論点を増やしすぎず、模試で崩れた大問だけを確認します。第1問の仕訳、商品有高帳、固定資産、決算整理の定番を短く回すだけでも、当日の焦りはかなり減ります。
次にやること
時間配分は1回読んで終わるものではありません。まずは60分で第1問〜第3問を一周し、自分の癖を確認してから戻ってきてください。
根拠:日商簿記検定3級 出題区分表、標準・許容勘定科目表、公式講評。