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基本情報技術者の問題解説:A社では、社内LANに接続した端末からのアクセスは基本的に信…
問題
A社では、社内LANに接続した端末からのアクセスは基本的に信頼していた。しかし委託先端末の侵害をきっかけに、社内LAN上の複数システムへ横展開された。今後は、社内外の境界ではなく、利用者・端末状態・アクセス先・操作内容を毎回評価し、必要最小限の権限だけを与える方式へ移行したい。
この方針として、最も適切なものはどれか。
- ア 社内LANからの通信は無条件で許可する。
- イ ゼロトラストに基づき、アクセスごとに認証・認可・端末状態を検証し、最小権限と継続的な監視を行う。(正解)
- ウ 社外からのアクセスをすべて禁止すれば、社内LAN内の横展開対策は不要である。
- エ すべての利用者に管理者権限を付与する。
- オ システム名を分かりにくい略称に変更する。
正解と解説
正解:ゼロトラストに基づき、アクセスごとに認証・認可・端末状態を検証し、最小権限と継続的な監視を行う。
ゼロトラストは「社内だから信頼する」という前提を置かず、アクセスごとに利用者・端末・権限・状況を検証する考え方です。
横展開を抑えるには最小権限と継続的な監視も必要です。無条件許可や全員管理者権限は逆効果です。
Hardでの見抜き方:ゼロトラストは単なる社外アクセス対策ではなく、社内外を問わず毎回検証する考え方です。端末状態、利用者、権限、操作内容を確認し、横展開を抑えます。
追加の確認:一見有効そうな補助策と、原因を直接取り除く対策を区別しましょう。運用上の注意喚起や表示変更だけでは、攻撃経路や権限不備そのものは残るため、根本原因に対応する選択肢を選びましょう。
紛らわしい用語との違い:従来の境界防御(VPNやファイアウォール)は「内側に入れば信頼」する考え方で、本問のように一度侵入されると横展開を許します。ゼロトラストは内側でも通信ごとに検証し、ネットワークを細かく区切るマイクロセグメンテーションで到達範囲を絞るため、侵害後の横展開そのものを抑えられる点が異なります。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア社内LANの無条件許可は、まさに横展開を許した前提そのもの。
- ウ社外遮断だけでは社内に入り込んだ脅威の横展開を止められない。
- エ全員管理者権限は被害を最大化する改悪。
- オシステム名の難読化は検証の仕組みにならない。
この問題について
公開問題・サンプル問題のセキュリティ事例形式(A社シナリオ+もっともらしい誤答)を参考にした独自問題です。本文・選択肢・解説は新規作成しています。
公式試験問題、公開問題、市販教材、外部問題サイトの問題文を転載・改題したものではありません。