FE SUBJECT A
基本情報技術者 科目Aの問題解説:損益分岐点売上高の説明として適切なものはどれか。
問題
損益分岐点売上高の説明として適切なものはどれか。
- ア 売上高から変動費を差し引いた金額がゼロになる売上高
- イ 利益が最大となる売上高
- ウ 固定費を回収するために必要な最低限の売上高
- エ 売上高と総費用が等しくなり、利益も損失もゼロとなる売上高(正解)
出典:オリジナル問題|参考範囲:試験要綱Ver.5.5 / FEシラバスVer.9.2 科目A範囲
正解と解説
正解:売上高と総費用が等しくなり、利益も損失もゼロとなる売上高
論点:損益分岐点売上高とは何かを問う問題です。これは売上高と総費用が等しくなり、利益も損失も0になる売上高をいいます。総費用は固定費と変動費で構成されるため、売上がこの水準を超えると利益が出始め、下回ると損失になります。
誤りの選択肢:売上高から変動費を差し引いた金額は限界利益であり、それが0になる売上高ではありません。利益が最大となる売上高を示すものでもなく、単に固定費を回収するためだけの売上高という表現も不十分です。固定費と変動費の両方を考え、利益がちょうど0になる点を選ぶと迷いません。
公式:損益分岐点売上高=固定費÷(1−変動費率)。計算問題ではこの形を使います。
計算の手順:たとえば固定費が300万円、変動費率が40%(=0.4)の場合、損益分岐点売上高は300÷(1−0.4)=300÷0.6=500万円です。実際に売上500万円では変動費が500×0.4=200万円、限界利益が300万円となり、固定費300万円を回収して利益がちょうど0になることを確かめられます。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア売上−変動費がゼロになる点ではない。それは限界利益ゼロの状態。
- イ利益が最大になる売上高でもない。
- ウ固定費を回収するのは売上高そのものではなく限界利益。定義は『売上高=総費用』の点。
この問題について
IPAが公開するシラバス・試験範囲・公開問題の出題形式を参考にした独自作成問題。公式問題・過去問題の転載ではありません。
公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載したものではありません。