第3問「決算総合」は、決算整理前の残高試算表と決算整理事項をもとに、損益計算書・貸借対照表または決算整理後残高試算表を完成させる総合問題を扱う分野です。売上原価の算定(期首商品+仕入−期末商品)、貸倒引当金の差額補充、固定資産の減価償却(定額法・間接法)、前払・未払・前受・未収といった経過勘定、消費税(税抜方式)の整理、法人税等の計上、現金過不足や貯蔵品の処理など、3級の決算論点が一度に問われます。
本試験では第3問として出題され、配点が大きい総合問題です。決算整理を一つずつ正しく処理し、その結果を財務諸表や試算表の表示額へ正確に反映できるかが問われます。個々の仕訳に加えて、当期純利益や繰越利益剰余金、売掛金の純額・備品の帳簿価額といった「表示額」を求める力が試されるのが特徴です。
学習のコツは、決算整理事項を「売上原価→各費用の整理→資産・負債の表示額」という順番で一つずつ片付けることです。つまずきやすいのは、貸倒引当金繰入のように費用(損益計算書)として答える項目と、売掛金純額のように控除後の表示額(貸借対照表)として答える項目を混同する点です。費用額と表示額を分けて考え、転記ミスや集計漏れを防ぐ姿勢が得点につながります。