FUNDAMENTAL INFORMATION TECHNOLOGY ENGINEER
基本情報技術者の問題解説:フォールトトレラントシステムの説明はどれか。
問題
フォールトトレラントシステムの説明はどれか。
- ア 障害時にバックアップに切り替えるシステム
- イ 一部に障害が発生しても全体の機能を維持できるシステム(正解)
- ウ 障害時に安全な状態に移行するシステム
- エ 障害を事前検知して回避するシステム
出典:オリジナル問題|参考範囲:試験要綱Ver.5.5 / FEシラバスVer.9.2 科目A範囲
正解と解説
正解:一部に障害が発生しても全体の機能を維持できるシステム
論点:フォールトトレラントシステムは、部品や一部の装置に障害が発生しても、システム全体としては処理を継続できるように冗長構成などを持たせたシステムです。止まると大きな損害が出る金融・交通・基幹業務などで重要になります。
誤答の整理:アの「バックアップに切り替える」はフェールオーバに近く、ウの「安全な状態に移行する」はフェールセーフです。エの事前検知だけでは、障害発生後も機能を維持するという意味までは含みません。
軽い類題:サーバを二重化して、片方が故障してももう片方で処理を続ける構成は、フォールトトレラントの考え方に近いものです。
仕組み:フォールトトレランスは、装置を二重・三重に持つ冗長構成によって実現します。これは故障の発生を許容したうえで稼働を続ける「フォールトトレランス」の考え方で、そもそも故障しにくく作る「フォールトアボイダンス(耐故障設計)」とは対になる概念です。両者を組み合わせて高い可用性を狙うのが一般的です。
他の選択肢はなぜ違う?
- アバックアップへの切り替えはフェールオーバーの説明。
- ウ安全な状態への移行はフェールセーフ。
- エ事前検知して回避するのは予防保全の発想。トレラントは『障害があっても動き続ける』こと。
この問題について
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