TAKKEN
宅地建物取引士の問題解説
問題
不動産の表示に関する公正競争規約における価格等の表示に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア 管理費や修繕積立金は、毎月の費用であっても広告に表示する必要はない。
- イ 過去の販売価格を比較対照価格とする二重価格表示は、その価格で相当期間販売した実績があるなど一定の要件を満たさない限り、不当表示となるおそれがある。
- ウ 土地の価格については、これから売り出す全ての区画の価格をすべて表示しなければならず、一部の最低価格と最高価格のみを表示することは認められない。
- エ 新築分譲住宅の価格は、消費税を含まない本体価格のみを表示すればよい。
出典:オリジナル問題|参考範囲:独立行政法人住宅金融支援機構法・不当景品類及び不当表示防止法・不動産の表示に関する公正競争規約(2026年4月1日現在施行の法令)、土地・建物に関する一般的な技術的知見、国土交通省等の公表資料、不動産適正取引推進機構の試験要綱・出題範囲
正解と解説
正解:過去の販売価格を比較対照価格とする二重価格表示は、その価格で相当期間販売した実績があるなど一定の要件を満たさない限り、不当表示となるおそれがある。
解説:広告の値段表示で買い手が誤解しないようにするための決まりです。「以前は○○円、今なら△△円」のような二重価格表示は、比較対照する過去の価格で相当期間にわたり実際に販売していた実績があるなどの要件を満たさなければ、安く見せかける不当表示となるおそれがあります。たとえば実際には一度も売っていない高い値を「以前の価格」として並べるのはアウト、というイメージです。多数の区画・住戸を販売する場合は、すべての価格を表示しなくても、最低価格・最高価格・最多価格帯とその数を表示する方法が認められています。価格は消費税を含む総額で表示し、管理費・修繕積立金は1か月当たりの額を表示します。
この問題の見方:「二重価格は過去の販売実績などの要件が必要」「多数区画は最低・最高・最多価格帯で可」「価格は税込・管理費等は月額表示」と押さえておくと迷いません。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア管理費や修繕積立金は、1か月当たりの額を表示する必要があります。
- ウ多数の区画・住戸では、最低価格・最高価格・最多価格帯とその数を表示する方法が認められています。
- エ価格は消費税を含む総額で表示する必要があります。
この問題について
各法令の条文と試験範囲を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
不動産適正取引推進機構の過去問題は無断転載が禁止されているため、本問は条文・制度に基づく独自問題として作成しています。