TAKKEN
宅地建物取引士の問題解説
問題
建物の主な構造形式の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア 鉄骨構造(S造)は鋼材が火熱に強いため、火災に対して耐火被覆を施す必要がない。
- イ 鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)は、鉄骨の周囲を鉄筋コンクリートで覆った構造で、鉄筋コンクリート構造より強度と靱性に優れ、高層建築物にも用いられる。
- ウ 鉄骨構造(S造)は、靱性に乏しく粘り強さがないため、体育館などの大空間の建築物には適していない。
- エ 鉄筋コンクリート構造(RC造)は、自重が軽いため、地盤が軟弱な土地でも基礎の補強を要しない。
出典:オリジナル問題|参考範囲:独立行政法人住宅金融支援機構法・不当景品類及び不当表示防止法・不動産の表示に関する公正競争規約(2026年4月1日現在施行の法令)、土地・建物に関する一般的な技術的知見、国土交通省等の公表資料、不動産適正取引推進機構の試験要綱・出題範囲
正解と解説
正解:鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)は、鉄骨の周囲を鉄筋コンクリートで覆った構造で、鉄筋コンクリート構造より強度と靱性に優れ、高層建築物にも用いられる。
解説:それぞれの構造が「何で強さを出し、どこが弱点か」をセットで押さえる論点です。鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)は、鉄骨を芯にしてその周囲を鉄筋コンクリートで覆った構造で、鉄筋コンクリート構造(RC造)より強度と粘り強さ(靱性)に優れ、高層建築物にも用いられます。鉄骨構造(S造)は鋼材が火熱に弱く高温で強度が急減するため耐火被覆が必要ですが、靱性に富み体育館などの大空間に適します。RC造は自重が大きく、軟弱地盤では基礎の補強を要することが多い構造です。
この問題の見方:「SRC造=RC造より高強度・高靱性で高層向き」「S造=耐火被覆が必要・大空間向き」「RC造=自重が大きい」と整理すると迷いません。S造は耐火被覆不要、S造は大空間に不適、RC造は軽く補強不要、といった記述は誤りです。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア鋼材は火熱に弱く高温で強度が急減するため耐火被覆が必要で、『耐火被覆は不要』は誤りです。
- ウ鉄骨造は靱性に富み大スパン・大空間の建築物に適するため、『大空間に適していない』は誤りです。
- エ鉄筋コンクリート造は自重が大きく、軟弱地盤では基礎の補強を要することが多いため、『軽く補強不要』は誤りです。
この問題について
各法令の条文と試験範囲を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
不動産適正取引推進機構の過去問題は無断転載が禁止されているため、本問は条文・制度に基づく独自問題として作成しています。