BOKI LEVEL 2
日商簿記2級の問題解説
問題
当工場は単一製品を連続生産しており、先入先出法によって完成品と月末仕掛品の原価を計算している。次の資料にもとづき各金額を求めなさい。直接材料は工程の始点で全量投入し、加工費は加工の進捗に応じて発生する。
[生産データ] 月初仕掛品 400個(加工進捗度50%)/当月投入 2,000個/月末仕掛品 600個(加工進捗度50%)。
[原価データ] 月初仕掛品:材料費 70,000・加工費 42,000/当月製造費用:材料費 440,000・加工費 570,000。
出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式
正解と解説
正解:end_mat: 132000、comp_mat: 378000、conv_u: 300、end_conv: 90000、comp_conv: 522000、comp_total: 900000、comp_u: 500、end_total: 222000
先入先出法は『当月投入分から先に計算し、月末仕掛品は当月分の単価で評価する』のがポイント。月初仕掛品の原価は完成品へそのまま流れます。
- 材料費(始点投入=数量按分):月末=当月材料440,000×月末600÷当月投入2,000=132,000。完成品=月初70,000+当月440,000−月末132,000=378,000。
- 加工費:当月加工換算量=完成1,800−月初換算200+月末換算300=1,900。当月加工単価=570,000÷1,900=300。月末=300×300=90,000、完成品=月初42,000+当月570,000−月末90,000=522,000。
- 完成品総合原価=378,000+522,000=900,000、単位原価=÷1,800=500。月末仕掛品=132,000+90,000=222,000。
平均法との違い:平均法は月初も含めて平均単価を出すのに対し、先入先出法は当月投入分の単価で月末仕掛品を評価します。月初仕掛品の原価は完成品に含めるだけで、月末の評価には使いません。
この問題について
商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(総合原価計算(先入先出法))を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。
公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。