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BOKI LEVEL 2

日商簿記2級の問題解説

第2問 個別論点 難しい boki2_p2_102

問題

P社は×1年3月31日にS社の発行済株式の80%を取得して支配を獲得した。次の資料にもとづき、各金額を求めなさい(単位:円)。

[資料]
1. P社のS社株式取得対価:2,000,000。
2. 支配獲得時(×1年3月31日)のS社純資産:資本金 1,500,000、資本剰余金 200,000、利益剰余金 600,000。
3. のれんは支配獲得の翌期から10年で定額償却する。
4. 当期(×2年3月期)のS社当期純利益 400,000、S社の配当金 120,000(当期に実施)。
5. 当期末のP社商品のうち、S社から仕入れた分はなく、S社の期末商品のうちP社から仕入れた分が含まれ、その未実現利益は P社売上総利益率20% で計算する(対象となるP社からの仕入は 300,000)。

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

正解と解説

正解:gw: 160000、nci0: 460000、gw_amort: 16000、nci_ni: 80000、div_elim: 96000、nci1: 516000、unreal: 60000、gw_end: 144000

連結の基本フロー(投資と資本の相殺→のれん→当期の連結修正)を一気に問う総合問題です。

  • のれん=取得対価2,000,000−S社純資産2,300,000×80%(=1,840,000)=160,000非支配株主持分(取得時)=2,300,000×20%=460,000
  • のれん償却=160,000÷10年=16,000当期末残高=160,000−16,000=144,000
  • 非支配株主に帰属する当期純利益=S社純利益400,000×20%=80,000
  • 配当の修正:S社配当120,000のうち親会社受取分120,000×80%=96,000を受取配当金と相殺。非支配分24,000は非支配株主持分を減らす。
  • 非支配株主持分(当期末)=期末S社純資産(2,300,000+400,000−120,000=2,580,000)×20%=516,000。[検算:取得時460,000+当期利益配分80,000−配当24,000=516,000 で一致]
  • 期末商品の未実現利益=P社からの仕入300,000×利益率20%=60,000(ダウンストリームのため全額消去)。

つまずき解き方のコツ:のれんは『取得対価−(純資産×親持分)』で、純資産全額ではない点。非支配株主持分は“期末純資産×非支配比率”で求め、利益の配分と配当の控除を忘れないこと。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(連結会計)を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。

公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。

参考範囲: 2022年度以降適用区分(2026年度試験適用)参考

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