BOKI LEVEL 2
日商簿記2級の問題解説
問題
当社が当期に行った売買目的有価証券(国債)の取引は次のとおりである。各金額を求めなさい(単位:円。端数利息は考慮しない)。
(1) ×1年4月1日:額面総額 4,000,000 の国債を額面100につき98.5円で購入し、代金は当座預金から支払った。
(2) ×1年8月31日:上記のうち額面 1,500,000 を額面100につき99.2円で売却し、代金は当座預金とした。
(3) ×2年3月31日(決算):保有している残りの国債を時価(額面100につき98.9円)で評価替えする。
出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式
正解と解説
正解:cost: 3940000、sell_amt: 1488000、sell_book: 1477500、sell_gain: 10500、hold_book: 2462500、end_fv: 2472500、eval_gain: 10000
売買目的有価証券を『取得→一部売却→決算評価』と通年で追う問題です。額面100あたりの単価で計算するのがポイント。
- 取得原価=4,000,000×98.5÷100=3,940,000。
- 売却価額=1,500,000×99.2÷100=1,488,000。売却分の帳簿価額=1,500,000×98.5÷100=1,477,500(払い出すのは“取得単価”)。差額の売却益=10,500。
- 期末保有分の帳簿価額=残り額面2,500,000×98.5÷100=2,462,500。期末時価=2,500,000×98.9÷100=2,472,500。差額の評価益=10,000。
注意:売却で払い出す金額は“売却単価”ではなく“取得単価(帳簿価額)”。売却価額と取り違えると売却損益を誤ります。売買目的は決算で時価評価し、評価差額は当期の損益(有価証券評価損益)にします。
この問題について
商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(有価証券の通年処理)を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。
公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。