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BOKI LEVEL 2

日商簿記2級の問題解説

第2問 個別論点 難しい boki2_p2_105

問題

P社は×1年3月31日にS社の発行済株式の80%を 2,400,000 で取得して支配を獲得した。当期は×3年3月期(支配獲得から2年目)である。次の資料にもとづき、連結に関する各金額を求めなさい(単位:円)。のれんは支配獲得の翌期から10年で定額償却する。

[資料]
1. 支配獲得時(×1年3月末)のS社純資産:資本金 2,000,000、利益剰余金 600,000。
2. ×2年3月期(1年目):S社当期純利益 300,000、配当 100,000。
3. ×3年3月期(当期):S社当期純利益 400,000、配当 150,000。
4. 当期、S社の期末商品にP社から仕入れた分が含まれ、その未実現利益はP社売上総利益率20%で計算する(対象となるP社からの仕入 240,000・ダウンストリーム)。
5. 当期末、P社の売掛金にS社に対する分 200,000 が含まれている。

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

正解と解説

正解:gw0: 320000、gw_amt: 32000、gw_end: 256000、nci0: 520000、nci_prev: 560000、nci_ni: 80000、nci_end: 610000、div_elim: 120000、unreal: 48000、ar_ap: 200000

支配獲得から2年目の連結。1年目の連結修正を『開始仕訳』として引き継ぎ、当期分(のれん償却・利益按分・配当修正)と成果連結(未実現利益・債権債務相殺)を重ねます。

  • のれん=取得対価2,400,000−S社純資産2,600,000×80%=320,000。毎期償却32,000、2年経過で当期末残高=320,000−32,000×2=256,000
  • 非支配株主持分は『その時点のS社純資産×20%』。取得時2,600,000×20%=520,000、前期末(2,800,000)×20%=560,000、当期末(3,050,000)×20%=610,000。[検算:取得時520,000+1年目40,000+2年目50,000=610,000]
  • 当期 非支配株主に帰属する純利益=S社当期純利益400,000×20%=80,000配当の消去=当期配当150,000×親80%=120,000を受取配当金と相殺(非支配分30,000は非支配持分を減らす)。
  • 成果連結:期末商品の未実現利益=仕入240,000×20%=48,000(ダウンストリームで全額消去)。内部の売掛金・買掛金200,000を相殺消去。

つまずきポイント:2年目は『開始仕訳』で前期末までの相殺・のれん償却・利益按分を再現してから当期分を足す。非支配株主持分は“期末純資産×非支配比率”で一発検算できる。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(連結会計)を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。

公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。

参考範囲: 2022年度以降適用区分(2026年度試験適用)参考

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