BOKI LEVEL 2
日商簿記2級の問題解説:切削部門では、製造間接費を機械運転時間を基準に部門別予定配賦…
問題
切削部門では、製造間接費を機械運転時間を基準に部門別予定配賦率で各製品へ予定配賦している。次の資料にもとづき、予定配賦率・当月の予定配賦額・配賦差異を求めなさい(差異は大きさで答え、向きは不利)。
[資料] 切削部門の年間製造間接費予算 6,000,000円、基準操業度(年間機械運転時間)10,000時間。当月の実際機械運転時間 820時間、当月の実際部門費 500,000円。
この問題は、選択肢から選ぶのではなく仕訳・数値を入力して解答する形式です。演習画面では勘定科目と金額を実際に入力して採点できます。
正解と解説
正解:予定配賦率:600円/予定配賦額:492,000円/配賦差異:8,000円
部門別の予定配賦率で配賦し、実際発生額との差を配賦差異として把握します。
- 予定配賦率=年間予算6,000,000÷基準操業度10,000時間=@600円/時間。
- 予定配賦額=@600×実際機械時間820=492,000。掛けるのは“実際の”操業度。
- 配賦差異=予定配賦額492,000−実際部門費500,000=−8,000(不利差異)。予定より実際が多くかかった分だけ不利。
ここに注意:予定配賦額は『予定配賦率×実際操業度』。率は予定でも、掛ける操業度は実際です。差異は予定−実際で、マイナス(実際超過)なら不利。
関連処理:予定配賦のときは製造間接費を予定額で各製品(仕掛品)へ振り替え、実際発生額との差を「製造間接費配賦差異」勘定で把握します。本問は予定492,000円より実際500,000円が8,000円多く、不足分を補う形になるため借方差異(不利)です。期末には原則として売上原価へ振り替えます。
この問題について
商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(部門別計算(部門別予定配賦率・配賦差異))を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。
公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。