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BOKI LEVEL 2

日商簿記2級の問題解説

第3問 決算・財務諸表 難しい boki2_p3_102

問題

次の[資料Ⅰ]決算整理前残高試算表(一部)と[資料Ⅱ]決算整理事項にもとづき、貸借対照表(資産の部および純資産の一部)を完成させなさい。会計期間は1年、税効果会計は適用しない。

[資料Ⅰ](一部・単位:円)現金預金 1,500,000、受取手形 400,000、売掛金 600,000、貸倒引当金 8,000、繰越商品 500,000、建物 4,000,000、建物減価償却累計額 1,200,000、備品 1,000,000、備品減価償却累計額 360,000、のれん 760,000、その他有価証券 500,000、満期保有目的債券 960,000。

[資料Ⅱ]決算整理事項
1. 受取手形・売掛金の期末残高合計に2%の貸倒れを差額補充法で見積もる。
2. 期末商品棚卸高:帳簿 500,000。棚卸減耗損 15,000・商品評価損 10,000 が生じている。
3. 減価償却:建物は耐用年数40年・残存ゼロの定額法。備品は200%定率法(償却率0.25)。
4. のれんを 40,000 償却する。
5. その他有価証券(取得原価 500,000)は全部純資産直入法で時価評価する(当期末の時価 540,000、税効果は考慮しない)。
6. 満期保有目的債券は償却原価法(定額法)により 8,000 を加算する。

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

正解と解説

正解:alw: 20000、shohin: 475000、tate_acc: 1300000、bi_acc: 520000、noren: 720000、sonota: 540000、manki: 968000、invest_total: 1508000、sonota_diff: 40000

決算整理を貸借対照表(B/S)価額に落とし込む総合問題です。B/Sは『期末時点の残高』を答える点がP/Lと異なります。

  • 貸倒引当金=(受取手形400,000+売掛金600,000)×2%=20,000。差額補充法でも“B/S計上額”は見積額そのもの(残高8,000は繰入額の計算に使うだけ)。
  • 商品=帳簿500,000−棚卸減耗15,000−商品評価損10,000=475,000。B/Sの商品は減耗・評価損控除後の正味価額。
  • 建物 減価償却累計額(期末)=期首1,200,000+当期4,000,000÷40(=100,000)=1,300,000
  • 備品 減価償却累計額(期末)=期首360,000+(1,000,000−360,000)×0.25(=160,000)=520,000。200%定率法は期首“帳簿価額”に率を掛ける。
  • のれん=760,000−当期償却40,000=720,000
  • その他有価証券(投資有価証券)=期末時価540,000。取得500,000との差40,000は損益にせずその他有価証券評価差額金(純資産)に計上(全部純資産直入法)。
  • 満期保有目的債券=取得960,000+償却8,000=968,000(償却原価法)。
  • 投資その他の資産 合計=その他有価証券540,000+満期保有目的債券968,000=1,508,000

ひっかかりやすい点:その他有価証券の評価差額を“有価証券評価益”として損益に入れてしまうミスが定番。全部純資産直入法では純資産直入で、当期の損益には影響しません。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(貸借対照表の完成(総合))を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。

公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。

参考範囲: 2022年度以降適用区分(2026年度試験適用)参考

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