BOKI LEVEL 2
日商簿記2級の問題解説
問題
製造業を営む当社の次の資料にもとづき、製造原価報告書と損益計算書の各金額を求めなさい(単位:円)。製造間接費は実際発生額を用い、配賦差異は生じていない。
[資料] 材料:期首 200,000・当期仕入 1,500,000・期末 300,000/直接労務費 1,200,000/製造経費 600,000/仕掛品:期首 400,000・期末 300,000/製品:期首 500,000・期末 400,000/売上高 5,000,000/販売費及び一般管理費 900,000。
出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式
正解と解説
正解:mat: 1400000、total_mfg: 3200000、cogm: 3300000、cogs: 3400000、gp: 1600000、oi: 700000
製造業の決算は『材料→仕掛品→製品→売上原価』とコストが流れる順に箱を移します。3つの在庫(材料・仕掛品・製品)の期首期末調整がポイント。
- 当期材料費=期首200,000+仕入1,500,000−期末300,000=1,400,000。
- 当期総製造費用=材料費1,400,000+労務費1,200,000+経費600,000=3,200,000。
- 当期製品製造原価=総製造費用3,200,000+仕掛品期首400,000−仕掛品期末300,000=3,300,000(仕掛品勘定で完成品へ)。
- 売上原価=製造原価3,300,000+製品期首500,000−製品期末400,000=3,400,000(製品勘定で販売分へ)。
- 売上総利益=売上5,000,000−売上原価3,400,000=1,600,000。営業利益=1,600,000−販管費900,000=700,000。
ここに注意:在庫調整の向き(期首は+、期末は−)を材料・仕掛品・製品の3段で繰り返します。仕掛品の調整で『当期製品製造原価』、製品の調整で『売上原価』になる二段構えを混同しないこと。
この問題について
商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(製造業の決算(製造原価報告書・損益計算書))を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。
公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。