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BOKI LEVEL 2

日商簿記2級の問題解説

第5問 原価計算 難しい boki2_p5_101

問題

当社は標準原価計算を採用している。次の[標準原価カード]と[当月の実際データ]にもとづき、各差異の金額を求めなさい(金額は差異の大きさ。月初・月末仕掛品はない)。なお差異は『有利差異=+/不利差異=−』の向きで判断し、金額欄には大きさ(絶対値)を記入する。

[標準原価カード(製品1個あたり)] 直接材料費=標準単価 500円/kg × 標準消費量 4kg=2,000円/直接労務費=標準賃率 1,200円/時 × 標準時間 2時間=2,400円。

[当月の実際データ] 完成品 1,000個。直接材料:実際単価 520円/kg・実際消費量 4,100kg。直接労務:実際賃率 1,180円/時・実際作業時間 2,050時間。

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

正解と解説

正解:std_mat: 2000000、mat_var: 132000、price_var: 82000、qty_var: 50000、std_lab: 2400000、lab_var: 19000、rate_var: 41000、time_var: 60000

標準原価差異の分析。『標準と実際の差』を価格(賃率)と数量(時間)に分解します。仕掛品がないので、標準は完成品数量×製品1個の標準で計算できます。

  • 標準直接材料費=1,000個×(500×4)=2,000,000。実際は520×4,100=2,132,000。総差異=132,000(実際>標準=不利)
  • 価格差異=(標準単価500−実際単価520)×実際消費量4,100=−82,000=82,000の不利。価格差異は“実際消費量”に掛ける(差異は標準−実際で統一。プラスが有利・マイナスが不利)。
  • 数量差異=(標準消費量4,000−実際消費量4,100)×標準単価500=−50,000=50,000の不利。数量差異は“標準単価”に掛ける。[検算:−82,000−50,000=−132,000=総差異(不利)]
  • 標準直接労務費=1,000個×(1,200×2)=2,400,000。実際は1,180×2,050=2,419,000。総差異=19,000(不利)
  • 賃率差異=(標準賃率1,200−実際賃率1,180)×実際時間2,050=+41,000=41,000の有利(実際賃率が標準より低い)。
  • 作業時間差異=(標準時間2,000−実際時間2,050)×標準賃率1,200=−60,000=60,000の不利。[検算:+41,000−60,000=−19,000=総差異(不利)]

取り違え注意:価格(賃率)差異は“実際数量”に、数量(時間)差異は“標準価格”に掛けます。掛ける相手を逆にすると差異がズレます。有利・不利は『標準>実際なら有利(節約)』で判断。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(標準原価計算(差異分析))を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。

公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。

参考範囲: 2022年度以降適用区分(2026年度試験適用)参考

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