本文へスキップ

BOKI LEVEL 2

日商簿記2級の問題解説

第5問 原価計算 難しい boki2_p5_204

問題

全部原価計算と直接原価計算の営業利益の関係に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 当期の生産量と販売量が等しい(在庫が増減しない)とき、両者の営業利益は一致する。
  2. 期末在庫が期首在庫より増加したとき、直接原価計算の営業利益のほうが大きくなる。
  3. 直接原価計算の利益を全部原価計算の利益に修正する固定費調整は、不要である。
  4. 全部原価計算では、当期に発生した固定製造原価はすべて当期の費用になる。
  5. 直接原価計算では、期末製品に固定製造原価が含まれる。
出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

正解と解説

正解:当期の生産量と販売量が等しい(在庫が増減しない)とき、両者の営業利益は一致する。

正解はア。在庫が増減しなければ、固定製造原価の繰延・取崩しが生じないため、両計算の営業利益は一致します。

  • ア(正):生産量=販売量なら固定費は全額当期費用となり、両者一致。
  • イ(誤):在庫増のとき、全部原価計算は固定費の一部を在庫に繰り延べる分、当期費用が小さく利益が大きくなります(直接原価計算より大きい)。
  • ウ(誤):外部報告では全部原価計算が必要なため、直接→全部へ固定費調整が必要です。
  • エ(誤):全部原価計算では在庫に対応する固定費は繰り延べられ、当期費用になるのは販売分のみ。
  • オ(誤):直接原価計算は固定費を期間原価とするので、期末製品に固定費は含まれません

押さえどころ:差が出るのは“在庫の増減”があるとき。在庫増→全部の利益が大、在庫減→全部の利益が小、と覚えると正誤判断が速くなります。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考:2級現行範囲・公開サンプル形式

商業簿記・工業簿記の現行範囲と出題傾向(全部・直接原価計算(理論))を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。

公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。

参考範囲: 2022年度以降適用区分(2026年度試験適用)参考

RELATED

関連問題