「ライフプランニングと資金計画」は、FP3級の出発点となる分野です。FPの基本姿勢である倫理(守秘義務や顧客利益の優先)と関連法規(税理士法・保険業法・金融商品取引法などで定められた、資格のないFPがしてはいけない業務範囲)から始まり、ライフプラン作成の道具であるライフイベント表・キャッシュフロー表・個人バランスシート、将来額や必要額を求める6つの係数、可処分所得の考え方までを扱います。さらに教育資金・住宅資金・老後資金といった人生の三大資金の準備方法も学びます。
分野の中心を占めるのが社会保険と公的年金です。健康保険・国民健康保険、後期高齢者医療制度、公的介護保険、労災保険、雇用保険、そして国民年金・厚生年金といった公的年金制度の仕組みが、繰り返し問われます。学科は○×形式と三択形式で出題され、この分野は基礎用語の理解を確認する問題が多く、得点源にしやすいのが特徴です。
学習のコツは、似た制度を比較しながら整理することです。たとえば老齢基礎年金の「受給資格期間は原則10年」と「満額の計算は40年(480月)」を混同しない、業務外のけがは健康保険・業務上や通勤途中は労災保険と窓口を分ける、住宅ローンの元利均等返済と元金均等返済の違いを言葉で押さえる、といった整理が有効です。6つの係数は名称と用途の対応で迷いやすいため、繰り返し演習して慣れておきましょう。