第2問「帳簿・補助簿」は、日々の取引が各種の帳簿にどう記録され、どのように集計・整理されるかを問う分野です。具体的には、先入先出法・移動平均法による商品有高帳の作成、売掛金元帳・買掛金元帳といった補助元帳、小口現金出納帳や固定資産台帳などの補助簿、取引に対してどの補助簿に記入するかを判断する補助簿の選択、さらに貸倒引当金・消費税・経過勘定・減価償却累計額などの勘定記入(総勘定元帳)が中心になります。伝票会計や残高試算表、用語の選択を問う出題も含まれます。
第2問は3問構成のうちの2問目にあたり、空欄を埋める形式や記入する帳簿を選ぶ形式で出題されるのが特徴です。仕訳そのものよりも、仕訳の結果が帳簿のどの欄・どの勘定に流れていくかを理解しているかが試されます。出題される論点はある程度パターン化されているため、形式に慣れておくと安定して得点しやすい分野です。
学習のコツは、まず取引の仕訳を正しく作り、その金額が帳簿のどこに転記されるかを一つずつ確認することです。とくに商品有高帳は、先入先出法と移動平均法で払出単価の計算が異なるため、売上原価と期末棚卸高を取り違えないよう注意が必要です。経過勘定や貸倒引当金の勘定記入では、相手勘定や借方・貸方の位置で迷いやすいので、勘定の役割を意識して埋めると確実になります。